【お知らせ】

★ZOOMセミナー開催のお知らせ:お申込み方法(peatix)、参加方法(zoom)をご確認ください。
⇒詳細はこちら!

★Zoomメニュー操作画面に関して(手の上げ方, チャット送信方法)
⇒詳細はこちら!

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◆【第80,81,82回】伝塾オンラインセミナー2024(3月,4月,5月)「古代メソポタミアの楔形文字文明」(講師:山田重郎)
・2024年3月9日(土)14:00~16:00
・2024年4月13日(土)14:00~16:00
・2024年5月11日(土)14:00~16:00
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◆【第83,84,85回】伝塾オンラインセミナー2024(6,月7月,8月)「中米の文字」(講師:八杉佳穂)
・2024年6月8日(土)14:00~16:00
・2024年7月13日(土)14:00~16:00
・2024年8月10日(土)14:00~16:00
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伝塾セミナー2018『ヘレニズムと仏教(講師:前田耕作)』(全3回:1月~3月)開催のお知らせ

2018年1月~3月の伝塾セミナーのお知らせです。

伝塾セミナー2018年のスタートは、全3回に渡って『ヘレニズムと仏教』をテーマに、世界遺産バーミヤーン遺跡などアフガニスタンの文化遺産保護に心血を注いでおられる前田耕作先生に『ヘレニズムと仏教』のテーマでご講演いただきます。

アレクサンドロス大王の東方遠征によって、ギリシア世界とオリエント世界の異文化交流が行われ、ヘレニズム文化が生まれます。バクトリアの地でヘレニズムと仏教が融合して“広がりの可能性”をもった仏教が準備され、シルクロードを通じて東・西に伝播して行く様子をアイ・ハヌム遺跡やアリアナの遺跡などに触れながらお話しいただく予定となっております。

セミナー詳細は以下の通りとなっております。
※会場は、東京の上野「黒田記念館」となります。

< 伝塾セミナー2018 >

◆講師

前田耕作(アフガニスタン文化研究所所長・東京藝術大学客員教授)

<略歴>
現職:アフガニスタン文化研究所所長、和光大学名誉教授、東京藝術大学客員教授
   1957年、名古屋大学文学部哲学科(美学・美術史学専攻)卒業。
専門:アジア文化史。現在はアフガニスタンのバーミヤーン遺跡保存事業に従事。
著書:『巨像の風景』(中央公論社、1986年)、『宗祖ゾロアスター』(筑摩書房、1997  
年)、『ディアナの森』(せりか書房、1998年)、『アフガニスタンの仏教遺跡バーミヤーン』(晶文社、2002年)、『アフガニスタン史』(共著、河出書房新社、2002年)、『アフガニスタンを想う』(明石書店、2010年)、『玄奘三蔵、シルクロードを行く』(岩波書店、2010年)、『パラムナード』(せりか書房、2014年)など。

◆開催日時

・第19回:1月27日(土)「ヘレニズムの東漸と仏教の西漸」
・第20回:2月24日(土)「オクソス河南北(古バクトリア)の遺跡」
・第21回:3月24日(土)「アリアナの遺跡」

★開催時間(各回共通):14時00~16時30分(13:30受付開始

◆セミナー受講料

各回2000 円、 ★学生(25歳以下)1000円
※セミナー開催当日受付にてお支払い頂きます。
※学生の方は、学生証を持参お願いいたします。

◆申し込み方法

メールアドレス宛へ必要事項を明記の上、申し込みお願いいたします。

セミナー事務局宛: denjyuku.seminar@gmail.com
・お名前(フルネーム)
・開催月またはセミナーの回数(第何回か)
 ※複数回ご参加予定の場合も、参加予定の第何回かをお書きください。
 ※尚、申し込み多数の場合は先着順とさせていただきます。

◆開催場所

東京国立博物館 黒田記念館
住所:東京都台東区上野公園13-9
(JR上野駅:徒歩15分)

※リーフレット

※PDFファイルバージョンはこちら ⇒ https://goo.gl/BZB3YP
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★伝塾とは

伝塾では、特定の地域などに限定したものではなく、文化遺産を広く学べる場の充実を図ることを目的とし、2016年より活動を行っている会となります。東京文化財研究所名誉研究員でもある青木繁夫を顧問とし、現在多くの講師をお迎えし活動を続けております。

広い地域や様々な分野を取り扱うことが、興味のある地域への学びを深めるだけでなく、普段興味がない文化へ触れる機会を増やす、そんな一助になればと思っております。

また博物館や美術館、テレビなどで世界遺産など文化的なものへ関心があっても、セミナーなどの講座に参加したことのない方にも、気軽に参加でき、さらに深く学べる場となればと思っております。皆様がご参加いただき、何か新たな学びへとつながれば幸いです。引き続き、伝塾セミナーを宜しくお願いいたします。

※過去のセミナー実績はこちら
http://denjyuku.blogspot.jp/p/blog-page_13.html
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12月セミナーにご参加いただきありがとうございました。

12月セミナーは、常木先生より「西アジアの葬送儀礼」についてお話しいただきました。

西アジアの考古学に留まらず、考古学一般にまで広がるお話は、他の地域に興味がある受講生の方々にも好評な内容となりました。

また現地の発掘状況など、普段直接聞くことも少ないお話を聞け、大変貴重な2時間となりました。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。


伝塾セミナー2017年12月(第18回)『西アジアにおける葬制と葬送儀礼(2)』開催のお知らせ

12月の伝塾セミナーのお知らせです。

前回に引き続き、12月の講座も筑波大学教授の常木晃先生より「西アジア」の葬送儀礼についてお話しいただく予定となっております。

前回同様に、西アジアでの事例をご紹介いただきながら、葬送儀礼(埋葬)についてお話しいただける予定となっております。

皆様、お誘いあわせの上のご参加お待ちしております。
※今回の会場は筑波大学東京キャンパスとなります。

伝塾セミナー2017年12月(第18回) 

  『西アジアにおける葬制と葬送儀礼(2)』



◆講師:常木 晃(筑波大学大学院人文社会科学研究科歴史・人類学専攻教授)
略歴:考古学全般、特に西アジア考古学、民族考古学、葬送に関する考古学など。農耕の始まりから都市形成までの歴史過程を解明するために、1977年よりシリアとイランで現地調査を継続。近年は、葬送や他界観念の始まりと展開についての研究を進めている。

◆開催日時(第18回):2017年12月2日(土)、14時00分~16時15分(13:45受付開始

◆セミナー受講料:3000 円 ※セミナー開催当日受付にてお支払い頂きます。

申し込み方法:メールアドレス宛へ必要事項を明記の上、申し込みお願いいたします。
セミナー事務局宛: denjyuku.seminar@gmail.com
・お名前(フルネーム)
・開催月またはセミナーの回数(第何回か)
※尚、申し込み多数の場合は先着順とさせていただきます。(定員20名)

◆開催場所:筑波大学 東京キャンパス 【651ゼミ室】
東京都文京区大塚3-29-1
(丸ノ内線茗荷谷駅:「出口1」徒歩5分程度)


(東京キャンパスHP/文京校舎へのアクセス・路線図より)



伝塾セミナーの様子

10月は笹生先生に日本の葬送儀礼をお話しいただきました!

日本人でも、古代の葬送がどのようなものだったのか、そして今につながっていそうなところはどこかなど、知らないことも多いかと思います。私がまさにそうです。

そして、古墳というものがどのような流れで出来てきたのか、そういった内容も理解でき楽しかったです。

これからも伝塾セミナーは開催してまいりますので、皆様のご参加お待ちしております。気軽に参加ください。



伝塾セミナー2017年11月(第17回)『西アジアにおける葬制と葬送儀礼(1)』開催のお知らせ

11月の伝塾セミナーのお知らせです。

11月、12月は以前にも講演していただきました、筑波大学教授の常木晃先生より「西アジア」の葬送儀礼についてお話しいただく予定となっております。

前回のビールとワインの起源のお話も興味深いものでしたが、今回は葬送儀礼という事で、また違った文化の面を見られるのではと思っております。

皆様、お誘いあわせの上のご参加お待ちしております。
※今回の会場は筑波大学東京キャンパスとなります。

伝塾セミナー2017年11月(第17回) 

  『西アジアにおける葬制と葬送儀礼(1)』



◆講師:常木 晃(筑波大学教授)
略歴:考古学全般、特に西アジア考古学、民族考古学、葬送に関する考古学など。農耕の始まりから都市形成までの歴史過程を解明するために、1977年よりシリアとイランで現地調査を継続。近年は、葬送や他界観念の始まりと展開についての研究を進めている。

◆開催日時(第17回):2017年11月11日(土)、14時00分~16時15分(13:45受付開始

◆セミナー受講料:3000 円 ※セミナー開催当日受付にてお支払い頂きます。

申し込み方法:メールアドレス宛へ必要事項を明記の上、申し込みお願いいたします。
セミナー事務局宛: denjyuku.seminar@gmail.com
・お名前(フルネーム)
・開催月またはセミナーの回数(第何回か)
※尚、申し込み多数の場合は先着順とさせていただきます。(定員20名)

◆開催場所:筑波大学 東京キャンパス 【651ゼミ室】
東京都文京区大塚3-29-1
(丸ノ内線茗荷谷駅:「出口1」徒歩5分程度)


(東京キャンパスHP/文京校舎へのアクセス・路線図より)



伝塾セミナー2017年10月(第16回)『古墳の葬送と祭祀をめぐって(2)ー古墳群と集落との位置関係、死者と生者の景観からー』開催のお知らせ

10月の伝塾セミナーのお知らせです。

9月に引き続き、國學院大學神道文化学部教授の笹生衛先生より、日本の古墳時代における葬送儀礼について「古墳群と集落との位置関係、死者と生者の景観から」というテーマでお話しいただく予定となっております。

古代の人が、どのような考えをもっていたのか、そして現代とのつながりなど、古代への興味は尽きません。それでは皆様のご参加お待ちしております。

セミナー詳細は以下の通りとなっております。
※会場は、東京の有楽町となります。

伝塾セミナー2017年10月(第16回) 

古墳の葬送と祭祀をめぐって(2)
 ー古墳群と集落との位置関係、死者と生者の景観からー

東国の古代集落と墓域との位置関係の分析から景観を復元、5世紀から9世紀までの連続性を確認します。その上で、8・9世紀の文献史料に現われる祖先(死者)への饗応の祭祀と古墳での儀礼との類似性について考え、現在までつながる正月・盆行事など祖先祭祀の意味や、我々の祖先・死者観の歴史的位置づけについて考えてる。

◆講師:笹生衛(國學院大學神道文化学部教授)
略歴:1961年、千葉県に生まれる。1985年、國學院大學大学院文学研究科博士課程終了博士(宗教学)。現在、國學院大學神道文化学部教授、國學院大學博物館長。日本考古学、日本宗教史を専門。主な編著書『神仏と村景観の考古学』(弘文堂、2005)、『日本古代の祭祀考古学』(吉川弘文館、2012)、『事典 神社の歴史と祭り』(共編、吉川弘文館、2013)

◆開催日時(第15回):2017年10月21日(土)、14時00分~16時15分(13:45受付開始

◆セミナー受講料:3000 円 ※セミナー開催当日受付にてお支払い頂きます。

申し込み方法:メールアドレス宛へ必要事項を明記の上、申し込みお願いいたします。
セミナー事務局宛: denjyuku.seminar@gmail.com
・お名前(フルネーム)
・開催月またはセミナーの回数(第何回か)
※尚、申し込み多数の場合は先着順とさせていただきます。(定員20名)

◆開催場所:九州大学東京オフィス
東京都千代田区有楽町1-10-1、有楽町ビル6階 605-606区
(JR有楽町駅:徒歩1分)
※九州大学東京オフィスへのアクセス図より:
http://www.kyushu-u.ac.jp/ja/university/facility/external/tokyo/

※リーフレット


伝塾セミナー2017年9月(第15回)『祖(おや)と神への祭祀 -古墳と祭祀から見た死者と神観-』開催のお知らせ

9月の伝塾セミナーのお知らせです。

前回までは、世界の葬送儀礼について開催してきましたが、今回は、いよいよ日本にの古墳についてです。

國學院大學神道文化学部教授の笹生衛先生より、「祖(おや)と神への祭祀 -古墳と祭祀から見た死者と神観」というとで、「古墳で行われた祖先への祭祀と大嘗祭などの神祭りについて考えてみる」という内容でお話しいただけます。古代の日本がどのようなものであったのかとても興味深いですね。楽しみです。

セミナー詳細は以下の通りとなっております。
皆様お誘いあわせの上、ご参加お待ちしております。
※会場は、東京の有楽町となります。

伝塾セミナー2017年9月(第15回) 

  『祖(おや)と神への祭祀 -古墳と祭祀から見た死者と神観』


◆講師:笹生衛(國學院大學神道文化学部教授)
略歴:1961年、千葉県に生まれる。1985年、國學院大學大学院文学研究科博士課程終了博士(宗教学)。現在、國學院大學神道文化学部教授、國學院大學博物館長。日本考古学、日本宗教史を専門。主な編著書『神仏と村景観の考古学』(弘文堂、2005)、『日本古代の祭祀考古学』(吉川弘文館、2012)、『事典 神社の歴史と祭り』(共編、吉川弘文館、2013)

◆開催日時(第15回):2017年9月9日(土)、15時00分~17時00分(14:45受付開始

◆セミナー受講料:3000 円 ※セミナー開催当日受付にてお支払い頂きます。

申し込み方法:メールアドレス宛へ必要事項を明記の上、申し込みお願いいたします。
セミナー事務局宛: denjyuku.seminar@gmail.com
・お名前(フルネーム)
・開催月またはセミナーの回数(第何回か)
※尚、申し込み多数の場合は先着順とさせていただきます。(定員20名)

◆開催場所:九州大学東京オフィス
東京都千代田区有楽町1-10-1、有楽町ビル6階 605-606区
(JR有楽町駅:徒歩1分)
※九州大学東京オフィスへのアクセス図より:

※リーフレット

伝塾セミナー2017年7月(第14回)『ビールとワイン:古代西アジアから現代への贈り物』開催のお知らせ

7月の伝塾セミナーのお知らせです。

7月はメインテーマの葬送儀礼から一旦小休止し、古代西アジアのビールとワインをテーマに、筑波大学の常木晃先生よりお話しいただく予定となります。

古代から現代への贈り物というテーマですが、気になりますね。当たり前に飲んでいるこの2つのお酒が、どのように古代西アジアから現代へもたらされてきたのか? このセミナーを聞いた後に飲むお酒は、ちょっと意識が変わったりするかもしれませんね。

セミナー詳細は以下の通りとなっております。
皆様お誘いあわせの上、ご参加お待ちしております。
※今回の会場は、東京の有楽町となります。

伝塾セミナー2017年7月(第14回) 

  『ビールとワイン:古代西アジアから現代への贈り物』


ビールとワインは、現代の世界で最もよく飲まれ愛されているアルコール飲料ですが、実はこの2つとも、古代西アジアが発祥の地です。ビールとワインがどこでどのように作られ、現代に伝えられたのか、考古学から紐解いていきます。

◆講師:常木 晃(筑波大学教授)
略歴:考古学全般、特に西アジア考古学、民族考古学、葬送に関する考古学など。農耕の始まりから都市形成までの歴史過程を解明するために、1977年よりシリアとイランで現地調査を継続。近年は、葬送や他界観念の始まりと展開についての研究を進めている。


◆開催日時(第14回):2017年7月22日(土)、14時00分~16時00分(13:30受付開始


◆セミナー受講料:3000 円 ※セミナー開催当日受付にてお支払い頂きます。

申し込み方法:メールアドレス宛へ必要事項を明記の上、申し込みお願いいたします。
セミナー事務局宛: denjyuku.seminar@gmail.com
・お名前(フルネーム)
・開催月またはセミナーの回数(第何回か)
※尚、申し込み多数の場合は先着順とさせていただきます。(定員20名)

◆開催場所:九州大学東京オフィス
東京都千代田区有楽町1-10-1、有楽町ビル6階 605-606区
(JR有楽町駅:徒歩1分)
※九州大学東京オフィスへのアクセス図より:

※リーフレット

6月伝塾セミナーにご参加いただきありがとうございました!

6月はマヤ文明ということで、金沢大学の中村誠一先生にお越しいただきお話しいただきました!

テレビで放送されるマヤ文明は摩訶不思議ばかりですが、最新の研究成果を聞け、当時のマヤ文明においてどのように死者を埋葬していたのかや、現在どのように研究を進めているのか、というようなお話間で、初めての方でも興味そそられるものとなりました。

さて来年もマヤ文明に関するセミナーが開けるといいのですが。
それでは7月は葬送儀礼テーマを小休止して、異なるテーマをお送りする予定ですので、広く参加いただければと思っております。引き続き伝塾セミナーを宜しくお願いいたします。


伝塾セミナー2017年6月(第13回)『古代マヤの葬送儀礼-コパン遺跡の二つの事例-』開催のお知らせ

6月の伝塾セミナーのお知らせです。

6月はマヤ文明の葬祭について金沢大学教授の中村誠一先生よりお話しいただきます!
マヤ文明にどのような印象をお持ちでしょうか。そしてどのような文化を実際にもっていたのか、そのような事が感じられるセミナーとなると期待しております。

マヤ文明の最新調査をされている先生から、お話を聞ける機会というのも貴重な機会かと思いますので、ぜひお誘いあわせの上ご参加お待ちしております。詳細は以下の通りとなっております。

伝塾セミナー2017年6月(第13回) 

  『古代マヤの葬送儀礼-コパン遺跡の二つの事例-』


ホンジュラスの世界遺産「コパンのマヤ遺跡」は、マヤ文明を代表する古代都市遺跡の中ではティカルに次いで1980年に世界遺産登録された著名な遺跡である。ここでは、19世紀の末から100年間にわたり、欧米の学術調査団によりマヤ文明研究を理論と実証の両面において牽引する学術調査が進められてきた。講師は、1999年にホンジュラス政府の要請によりコパン遺跡保存統合計画のディレクターに就任したのを皮切りに、それ以降、すでに20年近く、コパン遺跡内の様々なグループで発掘調査や修復保存活動を指揮している。
今回の講義では、セミナーのテーマに沿って、講師が発掘したコパン遺跡内の2つの重要建造物に見られる葬送儀礼について紹介する。一つは、2000年にアクロポリスの外では歴史上初めて「王家の墓」が見つかった建造物10J-45 およびその広場で確認された葬送儀礼である。もう一つは、2016年に大広場の北に位置する通称「ヌニェス・チンチージャ」グループの建造物9L-105の内部で確認された葬送儀礼である。この二つの葬送儀礼の間には、大きな違いがみられるところから、当初、これら二つの埋葬間には、ある程度の時間差があると考えていたが、同じタイプの土器が双方の副葬品として使われていたことが判明するに至って、二つの葬送儀礼はほぼ同時期に行われたものであることが示唆されている。
現在、コパン遺跡で実施されている発掘調査は、講師のチームが行うこの「ヌニェス・チンチージャ」グループでの調査と中国の社会科学院がラス・セプルトゥーラス地区のグループ8L-11で実施している発掘修復のみである。その観点からは、今回のセミナー講義は世界遺産「コパンのマヤ遺跡」における発掘調査の最前線を紹介する講義でもある。

◆講師:中村誠一
略歴:金沢大学人間社会研究域付属国際文化資源学研究センター教授。早稲田大学研究院客員教授(総合研究機構比較考古学研究所上級研究員)。1983年に初めてマヤ文明の地へ渡って以来、数多くの考古学プロジェクトを指揮してきた。このセミナーのテーマであるホンジュラスの世界遺産「コパンのマヤ遺跡」のほかにも、グアテマラの世界遺産「キリグアの遺跡群と遺跡公園」「ティカル国立公園」でも発掘調査を実施している。特にティカル国立公園では、科学研究費補助金や金沢大学の研究資金、ユネスコ日本信託基金によって、北のアクロポリスの発掘調査や修復保存を実施しており、コパンと両輪をなす中心調査地である。

◆開催日時(第13回):2017年6月17日(土)、14時00分~16時15分(13:45受付開始

◆セミナー受講料:3000 円 ※セミナー開催当日受付にてお支払い頂きます。

申し込み方法:メールアドレス宛へ必要事項を明記の上、申し込みお願いいたします。
セミナー事務局宛: denjyuku.seminar@gmail.com
・お名前(フルネーム)
・開催月またはセミナーの回数(第何回か)
※尚、申し込み多数の場合は先着順とさせていただきます。(定員20名)

◆開催場所:筑波大学 東京キャンパス 【556ゼミ室】
東京都文京区大塚3-29-1
(丸ノ内線茗荷谷駅:「出口1」徒歩5分程度)


(東京キャンパスHP/文京校舎へのアクセス・路線図より)

※リーフレット

4,5月のエジプト葬送儀礼に関するセミナーご参加ありがとうございました!!

4月、5月は連続でエジプトでしたがいかがでしたでしょうか!

研究者から直接、古代エジプトの葬儀に関する習慣について聞けるという機会は、多くはないと思いますので、とても貴重な会となったのではないでしょうか。

引き続き今年は、葬送儀礼をメインテーマに世界各地の研究結果を先生方にお話しいただく予定ですので、これからも伝塾を宜しくお願いいたします。

少し詳しく!そんな形で、皆様に文化遺産にふれる機会を作れたらと思っております!!


伝塾セミナー2017年5月(第12回)『古代エジプトの子供の埋葬』開催のお知らせ

前回に引き続き5月もエジプトです!
5月もエジプトの葬祭に関して和田浩一郎先生より『古代エジプトの子供の埋葬』をテーマにお話しいただきます。

4月の回では、テレビなどで紹介されるような巨大なピラミッドや豪華な棺ではなく、一般民衆の習慣を知ることができました。今回は子供の埋葬から、古代エジプトの人がどのような考えを持っていたのか、知れるのではないかと思います。

テレビでは知ることのできない、少し深い古代エジプトに触れてください。
皆様のご参加お待ちしております。

伝塾セミナー2017年5月(第12回) 

  『古代エジプトの子供の埋葬』


前近代的な社会では、多くの子供が幼いうちに命を落としていたことが知られている。こうした子供たちの葬り方を知ることは、その社会における子供の位置付けを知る手がかりになる。古代エジプトの王朝時代の事例を、通時的に検証してみたい。

◆講師:和田 浩一郎
略歴:英国・スウォンジー大学古典古代史学部大学院修士課程、國學院大學大学院文学研究科博士課程修了。博士(歴史学)。現在、早稲田大学エジプト学研究所招聘研究員、國學院大學文学部兼任講師。

◆開催日時(第12回):2017年5月20日(土)、14時00分~16時15分(13:45受付開始

◆セミナー受講料:3000 円 ※セミナー開催当日受付にてお支払い頂きます。

申し込み方法:メールアドレス宛へ必要事項を明記の上、申し込みお願いいたします。
セミナー事務局宛: denjyuku.seminar@gmail.com
・お名前(フルネーム)
・開催月またはセミナーの回数(第何回か)
※尚、申し込み多数の場合は先着順とさせていただきます。(定員20名)

◆開催場所:筑波大学 東京キャンパス 【556ゼミ室】
東京都文京区大塚3-29-1
(丸ノ内線茗荷谷駅:「出口1」徒歩5分程度)


(東京キャンパスHP/文京校舎へのアクセス・路線図より)

※リーフレット

伝塾セミナー2017年4月(第11回)『古代エジプトの「小さな伝統」と埋葬資料研究』開催のお知らせ

4月の伝塾セミナーのご案内です。4月からは葬祭をテーマに世界各国の違いを感じていただけるセミナーとなります。そして4、5月は連続でエジプトの葬祭に関して和田浩一郎先生にお話しいただく予定です。

葬祭、いわわゆるお葬式ですよね。古代の人々はどのようなお葬式を行っていたんでしょね。そこには様々な特徴が表れているそうです。4月の回では葬祭にあられる社会階層について触れていただけるようです。今も昔も葬儀はお金がかかるという事でしょうか。楽しみですね。

それでは皆様のご参加お待ちしております!
セミナー詳細は以下の通りとなります。
※2017年度よりセミナー回数を総数に変更しております。

伝塾セミナー2017年4月(第11回) 

  『古代エジプトの「小さな伝統」と埋葬資料研究』


近年のエジプト学のなかでは、従来のエリート・中心的都市に大きく偏った研究のあり方に疑問が呈され、バランスを取り戻す必要性が説かれている。この観点に立ち、新王国時代の非エリート層の埋葬資料を用いて、社会階層による埋葬行為の相違を検証してみたい。


◆講師:和田 浩一郎
略歴:英国・スウォンジー大学古典古代史学部大学院修士課程、國學院大學大学院文学研究科博士課程修了。博士(歴史学)。現在、早稲田大学エジプト学研究所招聘研究員、國學院大學文学部兼任講師。

◆開催日時(第11回):2017年4月15日(土)、14時00分~16時30分(13:30受付開始

◆セミナー受講料:3000 円 ※セミナー開催当日受付にてお支払い頂きます。

申し込み方法:メールアドレス宛へ必要事項を明記の上、申し込みお願いいたします。
セミナー事務局宛: denjyuku.seminar@gmail.com
・お名前(フルネーム)
・開催月またはセミナーの回数(第何回か)
※尚、申し込み多数の場合は先着順とさせていただきます。(定員20名)

◆開催場所:筑波大学 東京キャンパス 【651ゼミ室】
東京都文京区大塚3-29-1
(丸ノ内線茗荷谷駅:「出口1」徒歩5分程度)


(東京キャンパスHP/文京校舎へのアクセス・路線図より)

※リーフレット




3月のセミナーご参加ありがとうございました!!

1月~3月は、展示を観ることを考える回でしたが、みなさんいかがでしたでしょうか!!

美術館や博物館に訪れる方も多いかと思います。特に特別展には長蛇の列というのも近年よく見かけますね。そのような中でじっくりと展示を観るというのはなかなか難しいですが、ぜひ常設展も訪れてみて、貴重な品などをじっくりと観察してみてはいかがでしょうか。

私も含めてですが、すぐに展示解説などで答えを知りたがってしまう傾向が日本人にはあるそうです。ぜひ作品への疑問をもってから解説などを読んでみてください。ぜひ展示を観るのチャレンジを!!

それでは引き続き、伝塾セミナーをよろしくお願いいたします。

3/11(土):伝塾セミナー2017年、第3回『海外の展示から気付かされること』のご案内。

2017年、第3回伝塾セミナーのご案内です。博物館・展示について学びも今回が最終回です。

今回も岡部先生(公益財団法 人江川文庫理事 、元文化庁美術学芸課主任調査官 )より、ミュージアムに関して『海外の展示から気付かされること』をテーマにお話しいただきます。

岡部先生の1月、2月と聞くうちに、展示品をあまりにも雑に、結論をただ知りたいというだけで見ていたなと感じさせられています。今回も普段、見ているだけでは気づかないポイントがあるかと思います。

皆様のご参加お待ちしております!
2017年第3回セミナー詳細は以下の通りとなります。

伝塾セミナー2017第3回(3/11) 

『 海外の展示から気付かされること 』

(バンベルク自然史博物館の展示(1810年当時))


 日本には5747館(平成23年度社会教育調査、登録博物館・博物館相当施設・博物館類似施設の合計数)のMUSEUMが存在します。この数は欧米各国の博物館数とくらべてもけっして多すぎる数ではありません。ただその半数が開館から25年以内の館です。日本にも優れた館があり、館活動が展開されていますが、館活動の歴史の長いヨーロッパのMUSEUMから学ぶことは少なくありません。ヨーロッパ各地のMUSEUMを訪れて気付かされた大切なことを取り上げます。①展示コンテンツのバリア―「有形無形の人類の遺産」から私たちが忘れていたもの。②コレクション形成の歴史を示すこと。③軍事技術と博物館―ひとつのメッセージ。ブルノ(チェコ)工業技術博物館、バンベルク(ドイツ)自然史博物館ほか



◆講師:岡部 幹彦
略歴:東北大学文学大学院博士課程前期修了。福島県立美術館及び平塚市美術館の開館準備業務に学芸員として従事。平成12~26年より文化庁に主任文化財調査官として勤務。文化庁が主催する海外での展覧会のマネジメントを多数行う。現在、公益財団法人江川文庫理事。

◆開催日時(第3回):2017年3月11日(土)、14時00分~16時30分(13:30受付開始

◆セミナー受講料:3000 円 ※セミナー開催当日受付にてお支払い頂きます。

申し込み方法:メールアドレス宛へ必要事項を明記の上、申し込みお願いいたします。
セミナー事務局宛: denjyuku.seminar@gmail.com
・お名前(フルネーム)
・申し込み講座の回数(第何回か)
※尚、申し込み多数の場合は先着順とさせていただきます。(定員20名)

◆開催場所:筑波大学 東京キャンパス 【556ゼミ室】
東京都文京区大塚3-29-1
(丸ノ内線茗荷谷駅:「出口1」徒歩5分程度)


(東京キャンパスHP/文京校舎へのアクセス・路線図より)

※リーフレット



2/18(土):伝塾セミナー2017年、第2回『 展示を《観る》こと』公開講座を開催いたします。

2017年、第2回伝塾セミナーのご案内です。前回に引き続き、博物館・展示について学びたいと思っております!

第2回も、岡部先生(公益財団法 人江川文庫理事 、元文化庁美術学芸課主任調査官 )より、『展示を《観る》こと』をテーマにお話しいただく予定です。

第1回セミナーのお話し同様に、何気なく見てしまっている展示について、より深く考えられるようになれればと思っていますので、皆様のご参加お待ちしております!

2017年第2回セミナー詳細は、以下の通りとなりますのでご確認ください。

伝塾セミナー2017第2回(2/18) 

『 展示を《観る》こと 』

(隠された展示(ドイツ・フォルヒハイム市立歴史博物館))


 海外のMUSEUMを観覧した経験のある方は、展示物の周囲に説明や解説のパネルがごく少ないことに気付かれたのではないでしょうか。大きなMUSEUMではオーディオガイドの貸出や、解説員の説明がなされるところもあります。しかし、多くの館では部屋の一隅にラミネート加工された各国語の解説シートがあるくらいです。それでも観覧者は熱心に展示物を観ています。一方、日本では展示物毎に丁寧な解説パネルが付されていることも珍しくありません。その結果、解説パネルを読む時間の方が展示物を観るよりも長いという「珍現象」も起きています。では、展示物を《観る》とはどういうことでしょうか。観覧者側は結論を単に結論を知識として求める姿勢から《観る》モードへの切り替えが必用です。展示する側には観覧者が《観る》モードにスイッチを切り替えるトリガーを設定する工夫が求められます。
 フォルヒハイム(ドイツ)歴史博物館等の事例を紹介するとともに、実際に《観る》モードを体験します。



◆講師:岡部 幹彦
略歴:東北大学文学大学院博士課程前期修了。福島県立美術館及び平塚市美術館の開館準備業務に学芸員として従事。平成12~26年より文化庁に主任文化財調査官として勤務。文化庁が主催する海外での展覧会のマネジメントを多数行う。現在、公益財団法人江川文庫理事。

◆開催日時(第2回):2017年2月18日(土)、14時00分~16時30分(13:30受付開始

◆セミナー受講料:3000 円 ※セミナー開催当日受付にてお支払い頂きます。

申し込み方法:メールアドレス宛へ必要事項を明記の上、申し込みお願いいたします。
セミナー事務局宛: denjyuku.seminar@gmail.com
・お名前(フルネーム)
・申し込み講座の回数(第何回か)
※尚、申し込み多数の場合は先着順とさせていただきます。(定員20名)

◆開催場所:筑波大学 東京キャンパス 【556ゼミ室】
東京都文京区大塚3-29-1
(丸ノ内線茗荷谷駅:「出口1」徒歩5分程度)


(東京キャンパスHP/文京校舎へのアクセス・路線図より)

※リーフレット

2017年、第1回伝塾セミナーご参加ありがとうございました。

2017年、第1回伝塾セミナーへのご参加ありがとうございました。

第1回は「あらためて展示とは」というテーマで、岡部先生にお話しいただきました。お話の中でも、日本人はせっかちというのが、個人的には印象的で、自分にも当てはまっているなと反省する点でありました。

展示を観るにしても、解説パネルの正解を知らないと納得できず。作品自体というよりも解説パネルを見る時間が長くなってしまうということです。確かにせっかちなのかもしれませんね。

また岡部先生は3秒ルールというものを実践しているそうで、気に入らない作品でもあっても3秒は静止してみるという事だそうです。皆さんもこれならすぐに実践できそうですよね!! 好きな作品と嫌いな作品が何が違うのか、そんな事を気にしながら今度は見てみたいな~っと思っております。


次回は第2回:2017年2月18日(土)に、『 展示を《観る》こと』を開催予定ですので、皆様のご参加をお持ちしております。