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伝塾セミナー2017年6月(第13回)『古代マヤの葬送儀礼-コパン遺跡の二つの事例-』開催のお知らせ

6月の伝塾セミナーのお知らせです。

6月はマヤ文明の葬祭について金沢大学教授の中村誠一先生よりお話しいただきます!
マヤ文明にどのような印象をお持ちでしょうか。そしてどのような文化を実際にもっていたのか、そのような事が感じられるセミナーとなると期待しております。

マヤ文明の最新調査をされている先生から、お話を聞ける機会というのも貴重な機会かと思いますので、ぜひお誘いあわせの上ご参加お待ちしております。詳細は以下の通りとなっております。

伝塾セミナー2017年6月(第13回) 

  『古代マヤの葬送儀礼-コパン遺跡の二つの事例-』


ホンジュラスの世界遺産「コパンのマヤ遺跡」は、マヤ文明を代表する古代都市遺跡の中ではティカルに次いで1980年に世界遺産登録された著名な遺跡である。ここでは、19世紀の末から100年間にわたり、欧米の学術調査団によりマヤ文明研究を理論と実証の両面において牽引する学術調査が進められてきた。講師は、1999年にホンジュラス政府の要請によりコパン遺跡保存統合計画のディレクターに就任したのを皮切りに、それ以降、すでに20年近く、コパン遺跡内の様々なグループで発掘調査や修復保存活動を指揮している。
今回の講義では、セミナーのテーマに沿って、講師が発掘したコパン遺跡内の2つの重要建造物に見られる葬送儀礼について紹介する。一つは、2000年にアクロポリスの外では歴史上初めて「王家の墓」が見つかった建造物10J-45 およびその広場で確認された葬送儀礼である。もう一つは、2016年に大広場の北に位置する通称「ヌニェス・チンチージャ」グループの建造物9L-105の内部で確認された葬送儀礼である。この二つの葬送儀礼の間には、大きな違いがみられるところから、当初、これら二つの埋葬間には、ある程度の時間差があると考えていたが、同じタイプの土器が双方の副葬品として使われていたことが判明するに至って、二つの葬送儀礼はほぼ同時期に行われたものであることが示唆されている。
現在、コパン遺跡で実施されている発掘調査は、講師のチームが行うこの「ヌニェス・チンチージャ」グループでの調査と中国の社会科学院がラス・セプルトゥーラス地区のグループ8L-11で実施している発掘修復のみである。その観点からは、今回のセミナー講義は世界遺産「コパンのマヤ遺跡」における発掘調査の最前線を紹介する講義でもある。

◆講師:中村誠一
略歴:金沢大学人間社会研究域付属国際文化資源学研究センター教授。早稲田大学研究院客員教授(総合研究機構比較考古学研究所上級研究員)。1983年に初めてマヤ文明の地へ渡って以来、数多くの考古学プロジェクトを指揮してきた。このセミナーのテーマであるホンジュラスの世界遺産「コパンのマヤ遺跡」のほかにも、グアテマラの世界遺産「キリグアの遺跡群と遺跡公園」「ティカル国立公園」でも発掘調査を実施している。特にティカル国立公園では、科学研究費補助金や金沢大学の研究資金、ユネスコ日本信託基金によって、北のアクロポリスの発掘調査や修復保存を実施しており、コパンと両輪をなす中心調査地である。

◆開催日時(第13回):2017年6月17日(土)、14時00分~16時15分(13:45受付開始

◆セミナー受講料:3000 円 ※セミナー開催当日受付にてお支払い頂きます。

申し込み方法:メールアドレス宛へ必要事項を明記の上、申し込みお願いいたします。
セミナー事務局宛: denjyuku.seminar@gmail.com
・お名前(フルネーム)
・開催月またはセミナーの回数(第何回か)
※尚、申し込み多数の場合は先着順とさせていただきます。(定員20名)

◆開催場所:筑波大学 東京キャンパス 【556ゼミ室】
東京都文京区大塚3-29-1
(丸ノ内線茗荷谷駅:「出口1」徒歩5分程度)


(東京キャンパスHP/文京校舎へのアクセス・路線図より)

※リーフレット