【お知らせ】
【第94,95回】伝塾オンラインセミナー2025(10月,11月)「ボロブドゥールにおける信仰のカタチと保護の国際協力」(講師:下田一太)
総合タイトル「ボロブドゥールにおける信仰のカタチと保護の国際協力」
10月、11月では、「ボロブドゥールにおける信仰のカタチと保護の国際協力」と題して、筑波大学の下田一太先生よりお話しいただきます。世界遺産のボロブドゥールですが、どのような意味を持ち建設されたのか、そして近年どのように国際的に保護されてきたのかということについて、2回に渡りお話しいただく予定となりますので、ぜひご参加いただければと思います。
詳細は以下URLよりご確認ください。
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【第94回】伝塾オンラインセミナー2025(10月18日)「ボロブドゥールに刻まれた悟りへの路 ~アジアにおける仏塔の展開の中で」(講師:下田一太)
【第95回】伝塾オンラインセミナー2025(11月22日)「ボロブドゥールを後世に伝える一大事業~ユネスコ主導の遺産保護事業の一つの段階として」(講師:下田一太)
【第91,92,93回】伝塾オンラインセミナー2025(5月,6月,7月)「アンコール遺跡から見る仏教 」(講師:丸井雅子)
【開催概要: 「アンコール遺跡から見る仏教 】
5月、6月、7月では、「アンコール遺跡から見る仏教」と題して、上智大学の丸井雅子先生よりお話しいただきます。世界遺産のアンコールとしても有名なカンボジアですが、その歴史の中でどのように宗教が変化し今回のテーマとなる仏教遺跡が作られてきたのでしょうか。アンコールと仏教遺跡を知る機会となればと思っております。
※お申し込みは各回ごととなります。
<講演要旨>
現在のカンボジアを中心とした地域に、9世紀初頭頃から数世紀にわたって栄えたのがアンコール朝です。歴代の権力者たちはヒンドゥーや仏教を統治原理として導入し、多くの宗教建築を造営しました。そうしたアンコール遺跡は調査研究の対象となり、今も新しい発見が続いています。今回、アンコール朝の仏教性に注目し、特に講師自身による発掘調査成果も紹介しながら、アンコール遺跡の歴史的展開と仏教の受容の実態を紐解きます。加えて現代社会における遺跡と信仰実践についても考えていきます。
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【第89,90回】伝塾オンラインセミナー2025(3月,4月)「仏教遺跡で読む仏教の伝播 - 仏教伝播概論」(講師:青木繁夫)
【開催概要: 仏教遺跡で読む仏教の伝播 - 仏教伝播概論】
2025年の伝塾のテーマは「仏教遺跡で読む仏教の伝播」となります。
皆さんがご存じのように仏教は紀元前5世紀頃インドの釈迦牟尼によって創唱されました。紀元前3世紀には、アショカ王の保護のもとで全インドに拡がりました。
仏教には大乗仏教・上座部仏教・密教などがありますが、それぞれ様々なコースで伝播していきます。例えば東南アジアには海をたどり上座部仏教や密教が、シルクロードを通って大乗仏教と密教が、中国や朝鮮半島、日本へと伝播していきます。そして、その過程で現地の文化を吸収して変化をしていき、各地で信仰の場である寺院などを建設していきます。
それらの寺院は、東南アジアではアンコールワットやボロブドゥールなど、シルクロードでは、北西インドのガンダーラ遺跡、バーミヤン遺跡、石窟寺院の敦煌莫高窟などが仏教遺跡として残されています。仏教伝播の証人である仏教遺跡を辿ることによって、教義の変遷、教義を形に表している建築遺構の変遷などを考えていきたいと思います。
※お申し込みは各回ごととなります。
<講演要旨>
仏教は、ゴータマ・シッダールタ(仏陀)の教えを基に、紀元前6世紀の中頃インドの東部地域において発生しました。その後、インド大陸の北西部を経て中央アジアや東アジア、また東南アジア展開して、各地に遺跡や彫刻・壁画などの仏教美術を残し多くの影響をおよぼしています。日本へは朝鮮半島を経由して6世紀中頃に伝来しました。この間、およそ1200年近い年月がかかっています。
3月・4月では、仏教伝播の時間軸と各地の遺跡あるいは仏像彫刻・壁画などの特徴を課題設定の概論として2回にわたってお話いただく予定となります。
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https://denjyuku-event-20250322.peatix.com
・【第90回】伝塾オンラインセミナー2025(4月19日)「仏教遺跡で読む仏教の伝播 - 仏教伝播概論Ⅱ ~シルクロードを通じた日本への伝播~」(講師:青木繁夫)
https://denjyuku-event-20250419.peatix.com