【お知らせ】

★ZOOMセミナー開催のお知らせ:お申込み方法(peatix)、参加方法(zoom)をご確認ください。
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◆【第80,81,82回】伝塾オンラインセミナー2024(3月,4月,5月)「古代メソポタミアの楔形文字文明」(講師:山田重郎)
・2024年3月9日(土)14:00~16:00
・2024年4月13日(土)14:00~16:00
・2024年5月11日(土)14:00~16:00
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◆【第83,84,85回】伝塾オンラインセミナー2024(6,月7月,8月)「中米の文字」(講師:八杉佳穂)
・2024年6月8日(土)14:00~16:00
・2024年7月13日(土)14:00~16:00
・2024年8月10日(土)14:00~16:00
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伝塾オンラインセミナー2020(10月,11月)『稲束貨幣論1,2(講師:北條芳隆)』(全2回)開催のお知らせ(オンラインzoomセミナー)

伝塾セミナーでは現状のコロナウィルスの状況を考慮し、オンライン(zoom)によるセミナーを開催する運びとなりました。また、これまではメールにてお申込みをいただいておりましたが、オンライン決済を利用するにあたり「Peatix」というチケットサービスを利用いたします。

ご参加いただきます皆様にご負担をお掛けするかと思いますが、何卒ご理解の程よろしくお願いいたします。


お申込み方法や当日の参加方法につきましては、以下もご参考にしてください。お手数をお掛けいたしましが、よろしくお願いいたします。

→お申込み方法等について:https://denjyuku.blogspot.com/2020/08/zoompeatixzoom.html


・10月セミナーお申込みページ

https://denjyuku-event-20201017.peatix.com/

・11月セミナーお申込みページ

https://denjyuku-event-20201114.peatix.com/



◆伝塾オンラインセミナー2020(10月,11月)『稲束貨幣論1,2(講師:北條芳隆)』(全2回)開催のお知らせ(オンラインzoomセミナー)


さて10月、11月のオンラインセミナーでは、東海大学の北条先生より「稲束貨幣論」と題して、2回に渡りお話しいただくこととなっております。

食料としての利用だけでなく、貨幣としての利用があったということで、とても興味深い内容となるかと思います。詳細に関しましては以下の通りとなります。

オンラインセミナーとなりますので、十分ご確認いただきますようお願いいたします。





<講演の要旨>

 弥生文化は水稲農耕の到来だと言われます。しかしそれを単なる主食、食料生産とみたら正確な理解になりません。穀物は本質的に現物貨幣であり、稲はその最優良品種でした。租税の対象、支払いの手段でしたし、出挙は金融であると同時に負債や格差の源泉でした。こうした稲作農耕民の特性を2回に分けて論じます。


<開催日時>

・第48回: 2020年10月17日(土)、14時00分~16時00分 ※受付開始13時30分

・第49回: 2020年11月14日(土)、14時00分~16時00分 ※受付開始13時30分


<講師>

北條芳隆(東海大学文学部教授)

参考文献:北條芳隆 2019「前方後円墳はなぜ巨大化したのか」『考古学講義』(ちくま新書)


〇10月17日セミナー概要

『稲束貨幣論(その1・稲束システムの復原)』

 稲束が貨幣である事実を、私は沖縄県西表島の水田調査を進めるなかで教えられた。20世紀の中頃まで、島内での流通通貨は稲束が基本であり、島外からの商品を購入する際には一般貨幣を入手する必要があったが、それは「五升銭」(=1米ドル)と呼ばれた。外貨だったのである。この事実に衝撃を受けつつ改めて日本列島の歴史を振り返ってみると、江戸時代までは長期にわたって米建市場が維持されてきたことに気がついた。国家体制が不安定だったために金属通貨の信用の低さを現物貨幣が補う状態が長かったのである。となると同様の構図は奈良時代以前に溯る可能性が出てきた。

 農民からの徴税は稲束・脱穀後の穀・精米後の米と推移したが、奈良時代は稲束であった。そこで弥生時代の遺跡出土稲束を対象に稲束システムを復原してみたところ、「握」を最下位の基礎単位とする3階層が復原され、「握」が日本の斗量における「合」の実量でもあることがわかった。「握」は徴税の単位であったと同時に出挙の原資でもあったと考えられる。


〇11月14日セミナー概要

『稲束貨幣論(その2・現物貨幣としての稲)』

 弥生時代、古墳時代の対中国・朝鮮半島との交易原資は何だったのかを探ると、高額貨幣は奴隷と玉、少額貨幣は稲だった可能性が高い。ただし気候が寒冷化を迎えた西暦2世紀以降5世紀までの間、東アジア全域の穀物生産は打撃を受け、中国では後漢が崩壊し、北朝側は分裂状態であった。鉄資源に恵まれた朝鮮半島も穀物生産は打撃を受けた。その半面、中国南朝側や日本列島側の水稲は耐性があったために、穀物相場は高騰期を迎えた。その結果、稲は非常に優位な現物貨幣へと転じ、高額であった鉄にも匹敵しうる交換価値を備えたと考えられる。だから稲籾を海上輸送する技術や各地地の水田開発も促進された。余剰は巨大前方後円墳造りにも投じられ人々の心をつなぎ止めた。こうして日本列島の倭人社会は「古墳寒冷期」と呼ばれる寒冷化局面を乗り切ったのである。


<オンラインお申込み>

◆お申込みページ

お申込みは「peatix」というwebチケットサービスをご利用いただきます。ご利用いただくには、peatixへの登録が必要となりますので、お手数ですがPeatixへのご登録後、以下の伝塾セミナーイベントURLよりチケットのご購入をお願いいたします。

・10月セミナーお申込みページ

https://denjyuku-event-20201017.peatix.com/

・11月セミナーお申込みページ

https://denjyuku-event-20201114.peatix.com/


◆参加費用

・各回2000円 ☆学生(25歳以下)1000円

*学生の方は、確認のため学生証などを撮影したものをメールにて後日お送りいただく場合がございます。

WEBページ上での決済が可能となります。クレジットカードやpaypalでお支払いいただきますと、キャンセル時などの手数料が少なくお得になるかと思いますので、そちらでのお支払いをオススメ致します。ATM、コンビニ払いの場合、キャンセル手数料などが高くなってしまいますのでご注意ください。


◆参加当時に関して

当日はpeatixの各イベントページの視聴ページにあります「イベントに参加」を押していただき、zoomへご参加ください。詳細につきましては、Peatixイベントページをご確認ください。

※zoomへ設定ただくお名前は、Peatixページでチケット購入時いただきました際と同じ御名前でご登録お願いいたします。zoomにてお名前が確認できない場合、zoomにご参加できない場合がございますので、ご注意ください。


《必ず事前に確認してください》
本セミナーはZoomミーティングを利用して実施します。
事前に受講で利用するデバイス(パソコンやスマートフォンなど)に、ミーティング用Zoomクライアントをインストールのうえ、以下のZoom接続テストURLにアクセスいただき、受講に支障がないことを確認してください。Zoomクライアントが利用できない場合はご参加いただけません。
※パソコンのブラウザや、スマートフォン・タブレットのアプリからでも接続が可能です
※オンラインミーティング機能により御名前、ビデオや音声が他の受講生に公開される場合がございます。
※参加にあたってのご不明点等につきましてはお気軽にお問い合わせ下さい。

・Zoom接続テストURL: https://zoom.us/test
※zoomへご登録いただくお名前はお申込み時と同じものを設定いただきますようお願いいたします。
※zoomへの接続に関しましては、以下のサイトなどが参考になるかと思いますので、ご覧いただければと思います。
https://www.entre-gym.jp/report/news/zoom/


その他、詳細につきましてはPeatix側イベントページをご確認いただきますようお願いいたします。

お手数をお掛けいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。